1958年(昭和33年)東京に生まれる。
17歳の時、伯父であり浄心寺第二十三世住職・小池政雄和尚のもとで出家、得度。
平成17年 第二十三世住職小池和尚の逝去にともない第二十四世住職に就任し今日に至る。
大正大学仏教学部卒業。
大正大学大学院博士課程修了。
ジョージタウン大学ケネディー倫理研究所客員研究員を経て大正大学で非常勤講師を務めている。
また現在、浄土宗東京教区・教化団長、並びに、インド・ブダガヤにある
印度山日本寺を運営する公益財団法人・国際仏教興隆協会の事務総長を務めている。
宗教家として現代のいのちの問題に取り組むため、
大学や寺院、さまざまな場において「いのちと仏教」をテーマに活動している。
要請を受け、小中学校の子供たちにいのちの大切さを教える「いのちの授業」などを積極的に行っている。
人生は道場
思ったように なる人などなく
生きてきた積み重ねが 結果として表れる
人生は、思うようにはならないものです。
誰もみな、思ったように、希望するようにはなかなかならないのです。
そのことを、お釈迦さまは、思うようにならない、苦しみに耐えなければならない世界を「娑婆」(忍土を意味するインドの言葉)と表現されました。
そして「善きこと(善行)」を積み重ねられればいいけれど、つい「悪いこと(悪行)」だって積み重ねてしまう、人間の行いを「業(ごう)」と表現したのです。その業が積み重ねられ表出するのが、私たちの人生です。だからこそ「悪いことはしてはダメ、善い行いを積み重ねて」という人生の大きな原則をお釈迦様自身も説かれています。まさに人生というのは、修行の場「道場」だといえるのです。
この大原則を知れば、自ずと私たちの毎日の生活は、心を込めて、丹念に生きていきたいと願えるのではないでしょうか。健やかにと祈ります。合掌
末期がんの患者や家族、
死を間近にした方々の心のケアをさせていただきます。
浄心寺では、お元気なうちに仏教徒としての自覚を持ちつつ生きてゆこうという方々に、「授戒」を受けていただき、法名(戒名)をお授けいたします。
私達が生まれてきたとき、私達の両親は、こうゆう人間になって欲しいという願いをもって名前を付けてくれました。
法名は私達が成人して仏教徒として生きて行きたいという願いを実現していくために菩提寺の住職から授けていただくものです。仏教徒としての名前をもち、これからの人生を大切に生きて行くことをお勧めします。
子供や青年、
あらゆる年代の方々に「いのちの授業」を出張して行います。
浄心寺住職佐藤雅彦和尚は、これまで「NPO法人生きる力VIVACE」(代表・甲斐裕美)に参画し、宇都宮市立の小学校を始め様々なところで「いのちの授業」を展開してきました。
仏教や宗派の教えを強要することなく、仏教思想に基づいたいのちの大切さをお話させていただきます。