住職からお知らせ

増上寺三大蔵 ユネスコ「世界の記憶」国際登録決定

「増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書」(増上寺三大蔵)が、歴史的に重要な文書や絵画などを保護するユネスコ(国連教育科学文化機関)の「世界の記憶」(世界記憶遺産)に登録されることが決定いたしました。

増上寺三大蔵とは

増上寺が所蔵する三種の大蔵経とは、中国の宋代および元代、朝鮮王朝時代に当時最高の印刷技術のもと制作された、総数約12,000点に及ぶ木版大蔵経群です。17世紀初頭に江戸幕府を創設した徳川家康が収集し、増上寺に寄進しました。その後、関東大震災や東京大空襲など様々な危機を乗り越え、今日まで増上寺において伝承されています。

多くの大蔵経が王朝の変遷や戦乱により散逸するなか、15世紀以前に作られた三つの大蔵経がほぼ完全な状態で所在されていることは世界で他に類を見ません。

(増上寺HPより一部引用)

★詳しくは増上寺のHPをご覧ください→増上寺三大蔵 ユネスコ「世界の記憶」国際登録決定

★NHKのニュースページはこちら→東京 増上寺が所蔵する経典 「世界の記憶」への登録決定

小野駐インド大使、秡川観光庁長官がインド・ブダガヤの印度山日本寺を訪問 佐藤住職が両名をご案内し、法要の導師をお勤めしました

4月10日、駐インド大使の小野啓一氏と観光庁長官の秡川直也氏が、インド・ブダガヤにある印度山日本寺を訪問されました。

この印度山日本寺は国際仏教興隆協会が運営しており、浄心寺の佐藤雅彦住職は、国際仏教興隆協会の事務総長を務めております。
今回、佐藤住職がお二人の案内役として現地へ出張してまいりました。

日本寺では、佐藤住職の導師のもと、国の安寧と世界平和を祈念して法要が営まれました。

2025年4月23日発行の中外日報には、視察の様子と佐藤住職のコメントが掲載されています。

★印度山日本寺とは?詳細はコチラ→日本寺とは | 公益財団法人国際仏教興隆協会

4月8日は、お釈迦様のお誕生日「花まつり」

4月8日はお釈迦様のお誕生日です。日本では「花まつり」と呼ばれています。お釈迦様が誕生したとき、龍が甘露の雨を降り注いだという伝説があります。それにちなんで、素晴らしい教えを甘い露にたとえて、甘茶をかけてお参りをします。

当日は浄心寺でも花見台を設置して、御参拝の皆さまに甘茶をかけてお参りいただけるようにご準備しました。晴天にも恵まれ、桜もまだ残っておりましたので、境内のベンチで甘茶を召し上がりながら桜を眺めている方もいらっしゃいました。

世界中の人々に、のどかであたたかなひとときが訪れ、続いていくことを祈ります。

浄心寺の桜を鑑賞しながら、語りと歌の世界を楽しむ「満ち翔ける 弥生の宴」終演

去る3月29日(土)に、浄心寺の本堂にてイベント「満ち翔ける 弥生の宴」を昼夜二公演開催し、合計で約九十名の方々に来場いただきました。

シンガーソングライターの五十鈴(いすず)ココさん、かたりべ・古典怪談師の満茶乃(まさの)さんを出演者に迎え、語りと歌唱のパフォーマンスを披露いただいたあと、夜の部では、来場者の皆様で夜桜を鑑賞しながらお食事をお楽しみいただきました。

まず初めに登場したのは、かたりべ・古典怪談師の満茶乃(まさの)さん。満茶乃さんは、「稲川淳二の怪談グランプリ」でも好成績を収めた実力派のかたりべで、全国各地の寺社仏閣からの依頼を受けてイベントや講演会に出演されています。
赤い和ろうそくを片手に登場し、八百屋お七の振袖火事(江戸の大火)のお話から、浄心寺がこの地に移り、今日この日を迎えるまでのお話を雰囲気たっぷりで語っていただきました。

満茶乃さんの語りに続いて登場したのが、五十鈴(いすず)ココさん。五十鈴ココさんは、元宝塚歌劇団所属のシンガーソングライターで、数々の舞台・映画への出演、CMソングの歌唱、全国各地でのライブ活動など精力的に活動されています。
浄心寺の桜をテーマにした、今回のためのオリジナルソング「さくら」や、坂本冬美の「夜桜お七」など7曲を圧巻の歌唱力で歌い上げました。
さらに、《お寺でオペラを》という新しい試みで、サラ・ブライトマンの「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」を披露。満開の桜に囲まれた本堂で、ご本尊様に見守られながら、五十鈴ココさんの歌声が響き渡る、大変幻想的な空間でした。

あいにくの天気ではありましたが、昼夜共に公演終了時には雨が止む幸運にも恵まれました。来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

・五十鈴ココさん(インスタグラム:@coco_isuzu)
・満茶乃さん(インスタグラム:@masa_noh)

令和7年(2025年) 新年を迎えられましたことにお慶び申し上げます。

「初参り」 今誰かのために手を合わせ祈るように、私たちも大切な方々に祈っていただき、今ここにいることを思い出しましょう。

そして今も仏さまから祈られてあることに感謝の思いで手を合わせ、南無阿弥陀仏(ナムアミダブツ)と称えましょう。 合掌  住職 佐藤雅彦